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書籍紹介
イギリス文学・イギリス文化
T. S. エリオットの作品と本質
モダニズム的知性の結晶
著者 | 田口哲也 著 |
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エリオットの主要な詩作品をルネサンス以後の欧米の歴史の中に投げ込み,詩人が生きた時代の精神との関連の中で個々の作品の解釈を行い,作品の意味を欧米の精神史の中に位置づけ,さらにこの精神史の本質の受容の問題性を考察する。
判型・頁数 | A5判上製・160頁 |
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定価 | 本体3,500円+税 |
ISBN | 978-4-7553-0270-1 |
出版年月 | 2013年2月 |
在庫 | 現在品切れ |
目次
序 章
第 1 章 ある遁走─T. S. エリオットの詩における主題とイメージの発展
第 2 章 薄明時の覚醒─『うつろなる人々』の分析と解釈
第 3 章 不毛の地の犬─エリオットのニヒリズム
第 4 章 「また、フー、ハー、がやってくる」─劇詩人への転位のための断片
第 5 章 『聖灰水曜日』の形成
第 6 章 戦争詩としての『四つの四重奏』
第 7 章 戦争詩としての「アフリカで死んだインド人たちへ」
第 8 章 鮎川信夫にとってのT. S. エリオット─日本におけるエリオットの受容
第 9 章 鮎川信夫のトラの巻─詩人T. S. エリオットの謎を解く
第10 章 憧憬としての歴史・宗教─「蜜月」試論